Expressions

「波形を見てみよう!」第二弾です。(そんな企画ないって)
以前、「竹内まりやさんの Expressions というアルバムを聞くと,まりやさんの声が希に歪んで聞こえていた」って書いたことがあるんですが、



 上が「Expressions」に収録されている「戻っておいで・私の時間」、そして下が「BEGINNING」に収録されている「戻っておいで・私の時間」。

iPod と付属のイヤフォンで聞くと、断然上のがハッキリクッキリしてて良い音に聞こえるんですが、自分のオーディオシステムで聞くとハイ・トーンがまれに歪んで聞こえていたんです。

「Expressions」の方は、リマスターの際にフィルタでハッキリクッキリな音にするとともに音圧も上げてると思うんですけど、他にもっと音圧を上げてる J-POP の曲があるにも関わらず、「Expressions」だけが、歪んで聞こえたのか、謎なのです。

そしてそれが、USB のノイズ対策をすることで解消されたのも謎。

今聞くと歪み感は綺麗になくなってます。ただし、声に金属質の質感が乗ってるんですけど。(これは自分のスピーカーの弱点が出ているのかも)

一方、「BEGINNING」の「戻っておいで・私の時間」は何とも自然な声。まったりしていて時代を感じさせてくれます。

けど、今の時代からするとレベルが低すぎて、ちょっとピンぼけともとれる音。だからリマスターしたのでしょうが、雑踏の中、イヤホンで聞くことを前提としたリマスターのようです。

それなりのスピーカーで聞くのは、ちょっと辛い。

まりあさんの夫君といえば、音にうるさいアーティストとして有名だったはずなんですが、営業の要請かな〜。それとも関わってないのかな〜。

ところで、J-POP の音質は大変なことになってますが、クラシックやジャズはどうなんでしょ?

日本で収録されたクラシックと日本レーベルのジャズの波形を見てみます。


ヴィーナス・レコードからエディ・ヒギンスさんの「TENDERLY」です。
さすがにいたずらに音圧稼いだりしてないですね。

ヴィーナスというと、日本人好みの音づくりが一部の通には不評だったように記憶してるんですが、自分はこのアルバム大好きでよく聴いてました。


続いてフジ子・ヘミングさんの「ラ・カンパネラ」。波形からおばさま受けする音作りが見て取れる(^^;かもって思ったんですが、素人じゃ音圧以外解らないですね。そもそもおばさま受けってのは偏見以外の何ものでも・・(^^;

こうやってみると、伝統的なジャンルには音圧云々は関係ないみたいですね。(波形見なくても解ることですが)

イヤホンで聴くことが前提かどうかが、音が残念になるかどうかの分かれ目ってところでしょうか。

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