2016年11月22日火曜日

最もシンプルな lightMPD/upnpgw の設定

lightMPD/upnpgw を一番シンプルな "スタンドアローン" でセットアップする手順です。

<準備するもの>
01. ネットワーク環境
lightMPD/upnpgw は Wi-Fi に対応していないので、有線LAN か Wi-Fi の子機が必要です。

02. USB DAC
USB DAC の機能を持ったオーディオシステムがどうしても必要(笑)

03. apu(現在は apu2c2、apu2c4)
現在のところ、lightMPD/upnpgw は PC Engines社の "apu1" 及び "apu2" のみで動きます。
「メモリー使用率が小さいほど音質が良い」と一部で言われているので、メモリーが 4GB の apu2c4 が良いかも。

❇︎apu はこちらのページで購入可能です。(数量を入力して "cart" タブをクリック)
❇︎apu を購入してケースに入れる際はこちらのページに記載されているヒートシンクの取り付けを参考にしてください。
❇︎apu3 がリリースされていますが、PC Engines に問い合わせた方の情報では apu2 の方がオーディオには向いているらしいです。

04. apu 用の電源
12V で 1.5A 以上の DC電源。ノイズの少ないトランス式が音質的には有利だと思いますが、市販のトランス式電源の中には apu2 と相性が悪く、起動しないものがあるようです。
なので、初めは秋月電子等でスイッチング式の AC アダプターを買ったほうが無難かもしれません。
プラグサイズ = 内経2.5mm/外径5.5mm センタープラス


05. DLNAサーバー機能のある NAS
最近の家庭用 NAS であればほとんど DLNAサーバー機能はあると思います。
これから NAS を購入しようという方には、少々お高いですが QNAP の CPU が intel か ARM の製品をおすすめします。理由は著名な DLNAサーバーソフトが対応しているから。

06. USB メモリー(256MB 以上)
SD カードも利用可能ですが、USBメモリーが何かと便利なので説明は USBメモリーで行います。
    07. Windows PC
    lightMPD/upnpgw の設定に必要です。

    08. LAN & USB ケーブル
    apu をLAN に接続。apu と USB DAC を接続。
    USBケーブルのコネクタ形状は、タイプAオス - タイプBオス 。

    09. iOS もしくは Android 端末
    選曲等の操作をこれで行います。
    なければ PC で代用可能。

    10. "コントロールポイント"アプリ
    上記端末にインストールして選曲などの操作を行うアプリ。
    私が利用しているのは "LUMIN" と "Kazoo" です。
    それぞれ LUMIN と LINN というブランドのネットワークプレーヤー用のアプリなのですが、lightMPD/upnpgr でも使用することが可能です。いずれも iOS とAndroid の両方に対応していおり "ストア" からダウンロードできます。
    ❇︎Kazoo は Windows や Mac にも対応しています。

    11. テキストエディタ
    lightMPD/upnpgw の編集は"TeraPad"等のテキストエディターで行います。
    TeraPad 以外でも文字コード「UTF-8」、改行コード「CR+LF」の指定ができるものであれば OK。(現在この縛りは無くなっているようです)
    Windows 標準の「メモ帳」は x です。

    12. ライティングソフト
    USBメモリーに lightMPD/upnpgw を書き込むために必要なアプリです。ここでは、"Win32 Disk Imager" を使用。

    <PC やスマホにアプリをインストール>
    "コントロールポイント" アプリをスマホやタブレットに、テキストエディタ、ライティングソフトはダウンロードして PC にインストールします。

    ❇︎本当はテキストエディタ等の使用方法も書く必要があるかも知れませんが?、流石にそれは割愛してます(^^;)

    <事前に調べておくこと>
    1. PC の IP アドレス
    2. PC のサブネットマスク
    3. デフォルトゲートウェイの IP アドレス
    4. DNS サーバーのIPアドレス
    1.から4.までの情報は Win ならコマンドプロンプトで "ipconfig /all" と入力することで調べられます。
    コマンドプロンプトは、Windows 10であれば「Windowsマークを右クリック --> コマンドプロンプト」で実行できます。
    (Mac の場合は「システム環境設定 --> ネットワーク(環境)」で調べられます。)

    <NAS の DLNAサーバー機能を有効にする>
    NAS のマニュアルに従って、DLNAサーバー機能を有効にします。
    この時あわせてDLNAサーバーがどのフォルダーに含まれる音楽ファイルをデータベースに登録するか調べておきます。

    <NAS に音楽ファイルを入れる>
    NAS の 先ほど調べたフォルダーに音楽ファイルをコピーします。
    フォルダーの階層構造はお好みで。
    ❇︎音楽ファイルの形式ですが、lightMPD/upnpgw は多くのファイル形式に対応していますが、"FLAC" か "Apple Lossless" が初心者には扱いやすいです。

    apu をネットワーク等に接続
    USBメモリーに lightMPD/upnpgw が書き込めたら直ぐに動作確認できるように apu の向かって一番左側の LAN ポートに LAN ケーブルを接続するとともに,DDC or DAC にも接続しておきます。

    apu の電源はこの段階では ON にしないようにします。

    <apu の IP アドレスを決める>
    LAN に接続する機器にはそれぞれ固有の IPアドレス(例:192.168.1.5)を割り振る必要があります。
    普通は DHCPサーバにより自動的に割り振られているので意識することはないのですが,lightMPD/upnpgw では DHCPサーバー機能を使うことができません。
    そのため "固定アドレス" で apu に IPアドレスを割り振る必要があります。
    具体的には、上で調べた PC の IPアドレスが aaa.bbb.ccc.xxx だとすると xxx の部分だけを変えたアドレスを割り振ります。
    ここで問題になるのが ネットワークに既に接続されている機器に DHCPサーバーが自動的に割り振った IPアドレスとの「重複」です。
    重複はルーターの設定で避けることができますが、少々ややこしいので、いい加減な方法ですが xxx を 123 とか 203 などの DHCサーバーが「割り振りそうにない」数字にして重複を避けることにします
    (実際の設定は後ほど....)

    <インストール>
    01. ダウンロード
    「デジファイのおと」さんから lightMPD/upnpgw をダウンロードします。
    ブートローダーが配置されている "イメージファイル" と rootイメージや kernel を含む "パッケージ" の 2 つのファイルをダウンロードする必要があります。
    "イメージファイル" は使用する USBメモリーの容量に合わせて 3 種類から適当なものをダウンロードします。

    02. 解凍
    ダウンロードしたファイルのうち、"イメージファイル" を解凍します。

    03. イメージファイルの書き込み
    USBメモリーを PC にセットします。
    "Win32 Disk Imager" を起動。
    USBメモリーに対応したドライブが "Device" に表示されていると思いますが、念のためエクスプローラーで確認してください。


    続いて "Image File" を選択します。
    "Device" の左にある「フォルダ」のアイコンをクリックして、先ほど解凍した「イメージファイル」を選択。
    画像を流用しているのでファイル名は異なります
    "Write" をクリック。


    "Yes" をクリック。


    書き込みが始まります。

    書き込み完了。


    これで、「 イメージファイル」が SDカード or USB メモリーに書き込まれ、"boot"というディレクトリ(フォルダ)ができます。

    ※従来、"boot" と "lightMPD" という二つのディレクトリが表示された画像を添付していたのですが、誤りですので訂正しました。参考にされた方にお詫びを申し上げます。

    次に "パッケージ" を右クリックして "すべて展開" を選択。

    USBメモリーを展開先として選んで、"OK" をクリック。

    これで「配布パッケージ」の内容が SDカード or USB メモリーにコピーされ、新たに"lightMPD"というディレクトリ(フォルダ)ができます。



    <設定>
    TeraPad を起動し、"ファイル" --> "開く" で USBメモリーの中の "lightMPD" というフォルダーの中にある "lightmpd.conf" というファイルを開き、編集します。

    ❇︎TeraPad の操作方法は "メモ帳" と似ているので省略(^ω^)

    編集箇所は赤字部分のみ。
    *******************************************************
    #
    [network]
            interface=eth0
            address=192.xxx.x.xx
            gateway=192.xxx.x.x
            netmask=255.xxx.xxx.x
            nameserver=192.xxx.x.x
            domain=mydomain.jp

    [ntp]
            server=ntp.nict.jp
            ntpd=no
            timezone=Asia/Tokyo

    [mpd]
            load_module=mpd-0.19.18rt-native-dsd-upnp

    [cpuaffinity]
    #  0   normal
    #  1   cpu1:    usb irq handler
    #  2   cpu1:    usb irq handler
    #      cpu2,cpu3: mpd
           type=2

    [irqpriority]
            setdefault=no
            ehci_hcd:usb1=FIFO:99

    [upmpdcli]
            enable=yes
            upnpiface = eth0
            mpdhost=localhost
            mpdport=6600
            friendlyname=UpLightMpd
            ohproductroom=UpLightMpd
            openhome = 1
            ohmetapersist = 1
            logfilename=/var/log/upmpdcli.log
            loglevel = 3

    [polipo]
            enable=yes
    #
            proxyAddress = 0.0.0.0
            allowedClients = 127.0.0.1
    #
            chunkHighMark = 1024
            chunkLowMark = 256
            chunkCriticalMark = 768
            objectHighMark = 2048
    #
            dnsQueryIPv6 = no
            cacheIsShared = false
            dnsUseGethostbyname = yes
            disableConfiguration = true
            disableIndexing = true
            disableLocalInterface = true

    [webconsole]
    #  yes | no
    #  start page:   http://thishost:${port}/index.html
            enable=yes
            port=9000

    [telnetd]
    #  yes | no
            enable=yes
            port=23
    *******************************************************
    "[network]" の部分は、

    "address" 以外は事前に調べた PC の値に合わせる
    "address" は<apu のアドレスを決める>で決めた値

    にします。

    "[ntp]" は、上の例に合わせて変更してください。

    編集では全角スペースを使わないように注意します。

    編集ができたら、"ファイル" --> "上書き保存" してください。

    以上で "設定" は完了です。

    <再生> 
    編集結果を USBメモリーにセーブしたら,PC から取り出してapu にセットします。

    NAS とUSB DAC が起動していることを確認後、apu の電源を ON します。

    スマホ等にインストールした "コントロールポイント" アプリを起動します。

    全て上手くいっていればコントロールポイントの表示がそれらしくなりますw

    コントロールポイントの操作方法も書いた方が良いかもしれないんですが、スマホアプリなのでいじっていればなんとなく分かります。←実は疲れてこれ以上書けないw





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